内容(詳細) |
2010年1月29日帰星。
地球への滞在期間: 8年4ヶ月(推定) 帰星理由: 副腎腫瘍
中国人とフランス人カップルから譲り受けた里子。 とあるサイトに里親登録していたら、アメリカへ行くことになったため連れて行けないという理由で連絡が入って引き受けた。 引き取り時、2歳直前。 ファームの証明書を無くしたらしくいただいていないため、正しい誕生日は不明。 元飼い主の記憶では、2001年9月後半生まれとのこと。 室内犬(何て犬かは忘れた)と一緒に飼われていた。 名前を呼ぶと来ると言われ名前は変えずにいたが、私の発音が悪いのか、うちに来てから1度も呼んで反応したことは無い。(苦笑) ちなみに名前の由来は、サッカー好きのカップルでサッカー選手の「フィリッポ・インザーギ」のファンだったから、その愛称から取ってPippo。 とてもよく食べるコで、星に帰る前日まで硬いフードをバリバリ食べていたのが印象的。 タール便を出して急に何も食べなくなり、翌日に私の腕の中でまるで眠るように静かに星に帰る。
当時の私には、ペットを乗り物に乗せてまで病院に連れていくということが理解できず、 歩いて行ける範囲の近所の動物病院(犬猫専門だが小動物も診てくれる)を2・3ヵ所受診。 副腎なのはその症状から分かっていたが、獣医からは特に病名は告げられず、 ただ対処療法的な投薬をされるのみ。 それでも、病院に連れていったこと、薬を飲ませたことだけで飼い主としての責を果たしたような気になっていた。生き物の天命を無理に延ばすことにも疑問に感じていたからなのか、今となっては悔やんでいる。 初めての里子だったこともあり、私が引き取って良かったのか、幸せだったのか、時々思い出しては疑問に思う。
晩年は副腎腫瘍のせいですっかり毛が抜け落ちて、飼い主や同じ病気の経験のある人でなければ気持ち悪いと思うような外見になってしまっていた。 丸顔で温厚でぼーっとしててとにかくよく食べる、典型的なセーブル柄のいたち。
|