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フェレットについてちょっと突っ込んだ内容のおはなし。
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No.1662 投稿者:さちママ ( 2021/1/7 16:38 ) 返信
「インスリノーマの治療について」
長文失礼いたします。インスリノーマの手術を受けた方の体験談や、検討されて受けなかった方などのご意見をお伺いできればと思い投稿いたしました。

現在、6歳7か月の女の子フェレットと一緒に暮らしています。5歳の時にインスリノーマを発病し内科治療を続けてきました。はじめの1年間は少量のステロイド投与で発作もなく過ごしていましたが、昨年の6月頃によだれを垂らしたりはぁはぁと苦しそうにする発作が起きるようになりました。現在は3時間ごとの給餌、ステロイド増量とジアゾキシドの追加を行い、大きな発作は抑えることができています。(血糖値は日によって異なり、低いときは30台になります。寝ていることがほとんどではありますが、本人は食欲もありケロッとしています)ここ1カ月ほどで脱毛やかゆみの症状がでてきてお医者さんによるとおそらくステロイドの副作用だろうとのことでした。下半身も膨れてきて体重も1.2キロまで増えています。お医者さんによるとこのままステロイドを服用すれば、最終的に病気で亡くなるか副作用で亡くなるか分からない状態になってしまうので、手術という選択も考えてみることを提案いただきました。
6歳7か月と高齢なこともあり非常に迷っております。
最終的には飼い主である私がなるべく早く決断しなければと思っておりますが、皆様の体験談をお伺いできると助かります。よろしくお願いいたします。
No.1663 投稿者:たろ ( 2021/1/8 08:10 )
「 家は手術はしません」
 家は2000年からフェレをお迎えし、里子ちゃんを含め計、26ニョロお迎えしました。内、天寿を全うした子は1ニョロ(10歳8ヶ月)、原因不明・突然死3ニョロ(当時病気についてよく解らない頃です)インスリ(主病)10ニョロ、リンパ腫8ニョロ、・・・と続きます。

 インスリについては、フェレットのゲノム解析がされて、インスリの遺伝炊き要素が強いことが確認されたそうです。インスリは伝に影響されるそうです。
 ただ、遺伝子があるからと言って必ず発症するわけでは無いそうです。
 ただ、インスリは膵臓癌です。膵臓に負担を掛けることによって癌を発症させやすくなるそうです。つまり、炭水化物がトリガーになっているようです。とは言え、完全に炭水化物が無いフードはドライフードでは作ることができません。与えたければ手作りとなるようです。また、グレインフリーのフードで穀物を無くしても、穀物以外の炭水化物が入っています。フードを焼き固めるためには必要なそうです。

 他にも問題が出て来ます。今度は、結石(シスチン)が発生しやすくなります。現在家には5ニョロ居ますが、3ニョロが結石体質で1ニョロが除去手術をし、3ニョロとも服薬は一生必要となっています。

 話が遠回りしてしまいましたが、現在、膵臓癌摘出手術は以前より精度が高まってがん細胞全摘出の例があります。その時に、膵臓を残した例もあるそうです。膵臓癌が他に転移していなければ、完治の可能性があります。ただ、術後、膵臓摘出のせいで一時的に高血糖になったりするそうです。

 家の高齢No2.No3は、インスリを7歳、8歳で発症し、9歳10ヶ月、9歳7ヶ月まで頑張ってくれました。看病は3時間おきに起きなければ行けなかったので辛さはありましたが、それはそれで思い出に残っています。

 高齢で発症すると進行は遅く、上手に管理すると発症から2年は頑張ってくれます。
 手術を選択するとしたら6歳を超えると難しくなります。ますに耐えることができるか、手術のための体力、術後の高血糖...。

 さちママさんとしてはできるだけ長生きして欲しいという気持ちが伝わります、とても難しい問題だと思います。まずは、手術の麻酔に耐えることができるかを検査してもらってから判断なさってはいかがでしょうか。さちママさんが、手術を選択なさっても体力的に難しい場合もあります。

 フェレちゃんはどんな選択をしても喜んで受け入れてくれますよ。だってずっと一緒に過ごしてきたのですから。
No.1664 投稿者:さちまま ( 2021/1/8 14:28 )
「たろさんありがとうございます」
たろさま

ご連絡ありがとうございます。
たくさんのフェレットさんと過ごしてこられたたろさんのお話、大変参考になります。またお優しいお言葉もくださりありがとうございます。

私もグレインフリーのフードを探していたのですが、やはりドライフードでは難しいのですね…
年齢のこともありますし、環境の変化に強い子ではないと思っているので(引っ越しの時に下痢が止まらなくなったりしたことがあり、手術や入院でメンタルが弱ってしまうのではないかと懸念しています)、手術しないでなるべく穏やかに過ごせる方法がないかも含めて、もう少し考えたいと思います。

質問で恐縮ですが、たろさんのインスリで天国にいった子たちはステロイドの副作用などでましたでしょうか?症状や対策などされていたことがあれば教えていただけると助かります。
またやはり最期は悲鳴などを伴う発作がでるのが通常なのでしょうか?ネットなどの情報しかなく飼い主の私が恐怖心だけが強くなってしまっており…病状に合わせて
できるだけ冷静に対処するために知っておきたいと思っております。
つらいことを思い出させてしまうようで申し訳ないのですが、もし可能であれば教えてください。
よろしくお願いいたします。
No.1665 投稿者:たろ ( 2021/1/9 06:53 )
「ステロイド副作用について」
 家でのステロイド副作用は、ステロイド体型(マヨネーズ体型)と言われる下半身が太る体型にはほとんどの子がなりました。2.3ニョロ体型を保った子がいました。後、脱毛で一切の毛が抜けた子もいました。そうなるにには一年半くらいかかったと思います。あと、実際はありませんでしたが、骨粗鬆症による骨折。これは、できるだけ平面で生活してもらうことで解消できます。ハンモックもいつもより低くセットしました。
ステロイドの副作用よりもインスリ(低血糖)の発作の方が怖かったです。ですので、フェレ達が遊ぶ部屋すべてに虫ピンでブドウ糖を留めていつでもすぐに使えるようにしていました。あと、広く平面を移動する時にいざいい手の移動になりますので自作で車イスを作り、私がいて一緒に遊ぶ時には装着して遊びました。車イスについては「うります・差し上げますコーナー」561に車イスについての記述があります。

 お別れのことですが、いつ虹の橋を渡るのか解りませんでした。看取りができたのはほぼ半数で、仕事に行っている間にさっさと渡っちゃいました。残りの半数は抱っこでした。そのまま眠るように渡ったた子もいましたし、最後に「クゥ」と挨拶して渡った子もいました。

 あと、い立ち話しの401と371に家で行ったインスリの子達のご飯、トイレにつての記述が有りますのでご覧下さい。モデルは、9歳10ヶ月まで頑張った麦子です。ちなみに現在ロイヤルカナンの犬猫用高栄養パウダーは無いので家ではカケシア(チューブダイエットスーパーハイカロリー)とヤギミルクを混ぜてロイヤルカナンの代わりにしています。
No.1666 投稿者:さちママ ( 2021/1/12 15:41 )
「たろさん再度ありがとうございます」
たろさん再び詳しく教えてくださりありがとうございます。過去の記述など拝見させていただき、うちの子にもできるだけ楽に楽しく暮らしてもらえるよう工夫してみます!治療についても先生の相談し一度肝臓や腎臓などを含め全身状態の検査をしてもらおうと思います。
フェレットについてはまだまだ情報が少なく困っている飼い主さんもたくさんいると思うので、私もこちらの日記など書かせていただきたいと思います。
また教えていただきたいことがあった際は質問させていただくかもしれませんが、どうかよろしくお願いいたします。


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