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No.446 投稿者:たろ ( 2019/1/8 12:40 ) 返信
「車イスモニター番外編」
 近頃某ファミレスで「トウモロコシ由来のストロー使用」が話題になりました。実は私が作っている「車イス」でも現在は同じ素材を使っています。PLAと言う素材です{ポリ乳酸、polylactic acid、polylactide、PLA)以前はABSと言う素材を使っていました。ABS樹脂とはアクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene)共重合合成樹脂の総称です。簡単に言うとプラモデルの素材です。
 PLAは硬く、加工しにくく、もろい素材でした。また、接着剤が存在しませんでした。現在はセメダイン 瞬間接着剤3000 多用途(瞬間接着剤)が使われる様になってきましたし、PLA自体の質の向上、価格が安くなってきていることも有り、変更しました。

 他に、ペット(ペットボトルの素材)ナイロン等もプリント素材として使われていますが、余り普及していません。

 ABSは石油由来で今問題になっている海洋汚染にも関わってきます。ただ、きちんと分別すれば問題が無いわけです。

 今話題のPLAも実は問題があることをしっかりご理解なさって欲しいと思っています。これは地球温暖化にとても大きく関与している問題なのです。Google The Earthでアマゾン川流域をご覧下さい。川周辺のジャングルが開拓されて焼き畑農業が行われている様子が解ると思います。その畑には魚の骨のような道路が見えます。これが、フィッシュボーンと呼ばれている物です(2000年あたりから問題になっています)。ここで、遺伝子操作されたトウモロコシが作られています。こうなる前に、実は国連の温暖化問題を考える作業部会でブラジルのジャングルを保存する代わりに補助金を国連から支払うことで地球の陸上の酸素製作工場として保存しようと検討されたのですが、結論が出る前にブラジル(企業等)が、極秘にアマゾン川流域の開発を行い、ばれないようにジャングルの合間に焼き畑を作り、そこでトウモロコシを作るようになり、それが、国連で解り、このプロジェクトは立ち消えになりました。

 ブラジルで作られた遺伝子操作トウモロコシは、現在、多くはアルコールとして使われ、ガソリンに混ぜられて(約10%ほど)使われたり、人口の糖分に加工されています。

 素材としてのPLAは確かに紫外線に当たると劣化し、最終的にはセルロース等の自然素材に分解されますが、簡単に分解されてしまえば逆に使いにくくなってしまいます。もろくなるのも、6ヶ月〜数年のスパーンで考えなければいけません。今後、分解スピードの種類も検討されていくのでしょうが、

 実は、地球温暖化にも関与していることですので「海洋汚染を抑える」素材として注目されていきそうですが、他の問題も抱えていることをきちんと理解して行かなければいけない問題だと思います。

 要は「ゴミはゴミ箱へ」をきちんと行える世界であればこんな事は起こらないのでしょうが。
No.447 投稿者:たろ ( 2019/1/10 15:01 )
「追記です」
 表現に誤りがありました。PLAは紫外線によって劣化しますが、自然分解はしません。土中のバクテリアによって分解されます。PLAを分解するバクテリアはほとんど土中に存在し、空気中や水中、海中にはほとんど存在していなかったはずです。

 現状のPLAも海に流れれば今のプラスチック素材と同じ運命になります。

 ちなみに私が着ているワイシャツはペットボトルのリサイクルでできた繊維のシャツです。きちんと分別ができればリサイクルできるプラスチック製品・素材も結構あるようです。そのためにも新しい素材への変更も必要な部分もありますが、現状使用している素材の再利用、自然環境との兼ね合いを考えていかなければいけない時代になっていくのでは無いでしょうか。

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