ステロイドはインスリノーマの内科治療でよく使われる。 その副作用と気をつける点を挙げてみる。
【主な副作用】 ・食欲過多。それに伴う体重増加 ・内臓への負担。特に胃・肝臓 ・多用すると副腎が機能しなくなる ・睡眠障害 ・やたらと元気になる ・胃の粘膜を傷つける
【服用時】 ステロイドを空腹時に単品で与えるのではなく、食事や水と一緒に与えることで胃壁への影響を抑える。
【服用後】 ・紫外線を避けること。直射日光には絶対に当てないこと。 ・病気に感染しやすくなるため、飼い主が風邪を引いた際には細心の注意を払う。
【服用中止時】 長期に渡って服用していた際には急激に投与をストップするのではなく、徐々に服用回数や量を減らしていくこと。副腎機能が低下している可能性があるため、急に服用を止めるとショック症状を引き起こすことがある。
【服用期間中】 血液検査をこまめにし、内臓に負担がかかり過ぎていないかを確認する。ステロイドが内臓に負担をかけるのは必至のため、数値が多少悪くなるのは仕方がない。しかしその数値が異常な値を示した場合は一旦ステロイド治療を休むことも念頭にいれる。
※以上、全て人間とステロイドとの関連性について延べたものである。フェレットの投与への参考になるかどうかは不明だが、何かしらつながるものはあると思われる。 |