【症状】 ・何となく白っぽい。 ・特に口の中を確認すればわかる。ところどころではなく歯茎全体に赤みがない場合は貧血を疑うこと。 ・鼻や肉球に色が見られない。 ・呼吸が短い。「すぅーーー、すぅーーー」ではなく、「すぅ、すぅ」という感じで間隔が短い呼吸となる。
【診断】 赤血球値(PCV)の値を見ることで判断できる。 通常体内では1日に1%の割合で古い血液と新しい血液とが入れ替わる。貧血が激しいフェレットの場合、極端な場合は1日1%ずつ血液がなくなっていき、それによりPCV値も減っていく。
【対処】 1.輸血 フェレットには血液型がないため、どのフェレットでも輸血が可能。ただし輸血した血液の体内残存期間は2〜3日。
2.アナボリックステロイド(蛋白同化ホルモン) ステロイド系の薬剤のため肝臓に負担がかかる。
3.セファランチン 日本では脱毛治療に用いられる植物から抽出される薬。
4.エリスロポエチン(ホルモン剤) 貧血の対策として一番効果的なのがエリスロポエチンの皮下注射だ。しかしこれは即効性がある反面、使用と使用中止についての判断が非常に難しい薬といえる。詳しくは「薬について」をご覧いただきたい。
5.プレドニゾロン ステロイド剤
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